チケットの転売はなぜ悪なのか?ファン目線で考えてみた
こんにちはびーえむです。
先日「ずっと真夜中でいいのに」というアーティストを紹介する記事を書いたんですが、Twitter上で作詞作曲Vo.のACAね氏がこんなつぶやきをしていました。
転売やめて。。
— ACAね(ずっと真夜中でいいのに。) (@zutomayo) February 1, 2019
それを誰かは買わないでください
悲しい
その解答としてこういうリプライ(返信)があったんすよ。
前回のライブの時にも転売はあったけど
— Kousuke (@skyaaa_k) February 1, 2019
やっぱり、転売ってこの世で1番最悪の
需要と供給が成り立ってる仕組みというか
なんというか
語彙力なくてうまく言えないけど
とにかく消え去ってほしい(切実)
この一連の流れを見て以前友人が語った言葉を思い出しました。
転売ダメっていうけど、結局チケット欲しい人が手に入る仕組みなんだから悪でもなくない?
なので、今回はなぜ転売ヤーは悪なのか?
それを言語化してみることにしました。
そもそもチケットの転売行為は完全に罰則付きの違法になる
ダフ屋行為とも呼ばれていますね。
今までは迷惑防止条例や古物営業法などで過去に逮捕事例があるにも関わらず、インターネット上におけるチケットの転売行為を明確に罰する法規制は敷かれていない現状がありました。
しかし去年2018年12月8日に特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律が可決されました。
そのため施行日である2019年6月14日からは完全に違法となります。
違反者には1年以下の懲役、若しくは100万円以下の罰金又はその両方が科せられます。
正直大型の転売ヤーからしたらそんなに痛い金額でもないと思うのですが…その部分について語るのは今回割愛します。
…なのでバッサリ言うと、”チケットの転売は法律に反しているため悪”と言ってしまえばそれまでなのですが、今回はもう一歩踏み込んでみます。
参考リンク:ついにチケット転売規制法が成立へ 気になる今後の運用と残された課題(前田恒彦) - 個人 - Yahoo!ニュース
需要と供給が伴っているから問題ない?
チケットを高値で売りたい転売ヤー
チケットがとにかくほしいファン
お互いに利害は一致しているので問題はない?
そう、違うのだ!!!!!
本来は自分の曲を提供する(供給)代わりに、生活したり、活動するための資金としてチケット代を払ってほしい(需要)というアーティスト側
大好きなアーティストの曲を生で聞きたい(需要)その代わりにチケット代を払いたいファン側(供給)
という他者が入り込むはずのない需要と供給が完成されているのに、「オレ、オカネ、カセグ」みたいなやつが入ってくるのは本当…どうなんでしょう。
金稼ぐのを悪いって言ってんじゃないんですよ。ただただ迷惑っす。
供給するチケットは転売ヤーが生み出したものではなく、本来の目的と違った形で購入したものなので、ハナから供給なんてものは存在してません。
あるのはアーティスト、ファン両方からの搾取です。
転売ヤーが求めてる需要というのは”金”だけです。
「転売(せどり)は商売の基本」って意見も理解はできるんですけど、やっぱりチケットに価値を付与しているアーティストに迷惑かかってる時点でなんだかなあって感じ。
チケットの転売によるデメリット
・本来定価で買えるはずのチケットが買えず、純粋なファンがライブに行けなくなる。
・転売ヤーがチケットを捌けなかったりすると、チケットは完売なのに客が来ず、空席が目立つなんともむなしいステージになる
・アーティストの大きな収入源の一つであるライブグッズ販売による収益が落ちる。
チケットの転売によるメリット
特にありません。
転売を防ぐために僕らが出来ること
転売ヤーを滅するためにはやはり"チケットの転売"という行為の価値を無くしてしまうことです。
メリットよりもデメリットの方が勝れば自然と転売を行う人は減るはずです。
なのでファンは転売ヤーからチケットを買わない!他の人も買わないように注意喚起していきましょう。
また、ファンの中には転売行為によりアーティストや自分たちにどういう影響を及ぼすかわかってない人もいるので知らない方には優しく教えてあげましょう。
最近はYAZAWAがチケットの電子化に踏み切ったり、ようやく音楽業界も転売対策に本腰を入れてきたかなって感じなので、ファンである僕らも、一個人から出来ることをやっていきましょう。
「勘ですよ、YAZAWAの勘」矢沢永吉がライブチケットを完全電子化するワケ(BLOGOS編集部)
反対意見をまとめたTogetterもあります。あなたはどう思いますか?
現場からは以上です。