ざったにっき

コンテンツを消費し続ける人生に終わりを告げる。基本的に消化したコンテンツを紹介するブログです。普段は看護師やってます。

【医療】新人看護師に必要な指導ってなんだろう【教育】

f:id:bmw-aqua:20180812235241p:plain

こんにちはびーえむです。

 

僕は去年から新人看護師の教育担当をしているのですが、今日は教育担当として感じたことを吐き出します。

 

 

 

 

僕の立場について

はじめにうちの教育システムについて特定されない程度に紹介します。

うちはよくあるプリセプター制度(新人看護師に先輩看護師1人がつきっきりで教える制度)

ではなく

クリニカルコーチ、サポーター制度

を採用しています。

大きく分けると

クリニカルコーチは新人の技術面、ケアについて指導する役割(いっぱいいる)

サポーターは新人の精神面についてサポートしていく役割(新人1人に対して先輩1人)

このようにプリセプターと違って役割が大きく分かれており、このうち僕はクリニカルコーチという立場になります。

 

ということで本題

 

みんな新人に求めすぎじゃない?

看護師の資格を取ったから急にプロになるんじゃない

就職したから急に一人前の社会人になるんじゃない

1人の社会人に、プロに育てるのが僕らの役割じゃないのかって思うんです

毎年新人が入ってくるとおばちゃんたちはこう言います

「今年の子はダメやね〜」「あの子全然使えんね」「なんも勉強してこんあの子ら」

 

これ、毎年絶対言ってる!!

いい加減にしろ!マウントを取りたいだけなら野生に帰れ!(???)

何も教えてないのに覚えるはずがない。

考えるきっかけを与えていないのに考えるはずがないでしょう。

まずは自分で考える"クセ"が大事

自分が新人の頃を思い出すとどうでしょうか。

何から覚えていいかわからない。

わからないことがわからない。

とりあえず言われたことをハイ!ハイ!と返事を繰り返すだけ・・・

こんな経験ある方も多いと思います。

そこで先輩がかけるアプローチとして重要なのは、時間がかかっても自分で考えて答えを出せるようにすることだと思うのです。

ただ業務内容を教えて教えた気になってる人、いませんか?

すごくデキる人なら別ですが、大抵は自分で考えるクセを持たずに就職する方がほとんどだと思います。(僕もそうでした)

 

ケア方法を教えるときは

明確な根拠があって

根拠に基づいたケア方法があって

ケア方法の下、得られる結果まで新人が自分で答えを出せるように導くことが大事だと思うのです。

自分で考えるクセをつけた方はスルスルスル〜っと呑み込みがよくなるように感じます。

 

周囲の環境作りが大事

それでもね、僕のこの意見が正しいと思わない同僚もたくさんいます。

でもここは僕のブログなので周りの意見ガン無視で言いま〜〜〜〜す!!

 

固定概念を捨てろ〜〜〜〜〜!!!

成長するための過程を待たずに結果だけ求めようとするな〜〜〜〜〜!!!

自分が教える努力をしたくない言い訳に新人を使うな〜〜〜〜!!!

 

・・・まあ愚痴ってても仕方ないので

 

大事なのは教育者同士での情報共有、意見の統一ですよね!

 

プリセプター制度、クリニカルコーチ制度について思うこと

僕は新人の頃プリセプター制度で育てていただきました。先輩も優しかったので特に不自由は無かったのですが、他の病棟の新人はプリセプターとの相性が悪く、半ば教育放棄のようになってしまったらしいのです。

これはイカンと思った看護部長。新人の成長の責任を分散させるために、翌年からクリニカルコーチ、サポーター制度に教育制度を変えました。

新しい制度ということで次は別の問題が発生します。

責任分散し過ぎて誰も責任取らねえ!!

そうです。クリニカルコーチがたくさんいすぎて、積極的に教えよう!とする人がいなくなってしまったのです。

新人の教育に対して「チェックリスト埋めればええやろ。」的な考えが多くなってしまいました。

これはうちの病棟が田舎特有というか日本人ならではというか・・・出る杭は打つ考えが蔓延していることが原因の一つなんだと思います。

日本人だからかは知りませんが、責任を分散したらみんな平均的なレベルに合わせて動こうとします。突出するものがいたら陰口、嘲笑のオンパレード。ゲンナリします。

こうならないためにも普段からの環境作りって大事ですよね。

さいごに

半分愚痴みたいな記事でしたが、込み上げてきた想いを吐き出しました。

世の新人看護師さん、僕ら教育担当者も日々悩みながら看護を教えています。

先輩によって言うことも違うでしょう。昨日教えられたことを間違いだと怒られることもあるでしょう。

そんなときは一番信頼できる先輩に聞いて、その先輩と一緒に勉強してみてください。

その繰り返しで誰よりもデキる看護師になれると僕は思います。

まずは今年1年、頑張ってください!

 

でも無理し過ぎないでね!

 

それではまたお会いしましょう。